2022年6月20日

足の裏の痺れが取れない(休職)①

最終更新: 2022年6月22日

私が漢方専門医の認定を受けて間もなく

40代前半の男性が漢方外来を訪れました

2年前から足の裏の痺れが取れないんです

何の病気かわからず、脳外科を含むいろいろな科に受診しました

どの検査でも異常が認められませんでした

「気のせいではないか?」

「精神的なものではないか?」

と医師や家族に言われます

しかし、自分は実際に症状があるんです

現在、仕事も休んでいます

消化器外科、乳腺外科の経験をベースにした西洋医の私であったなら、、、、対応を断っていたと思います

今は漢方医の私、、、

漢方医学的に診察をしました

足の裏の痺れが出現したのは、、、

問診責任あるプロジェクトの責任者になった頃からとのこと

望診、聞診、切診(脈診、腹診)

体の芯からエネルギーが不足している・・・・腎虚

患者さん:

精神科受診を考えるほど、精神的に病んでいる気はしないんです

西洋医学的にわからないなら、東洋医学的ならどうだろう?と思ってきました

漢方薬は時間がかかることは覚悟してきました

私からの説明・解説:

40代になると男性も体力やエネルギーは下り坂になります

そこに大きなプロジェクトの責任者になり、更に大きなエネルギーを消耗したと思います

現在、エネルギー消耗のサインが出ています

まずは、エネルギーを補充しましょう

補腎剤(腎虚を改善する、エネルギーを補充する漢方薬)を2週間分処方しました

足の裏の痺れが取れない(休職)②に続きます

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