2年前に他界した父が生きていたら毎週楽しみにしていたと思います。
深谷出身でした。伯母が若い頃に渋沢家に奉公に行っていたという話しもよく聞かされました。

渋沢栄一の生きただ時代
明治時代に突入すると、多くの分野において、<西洋化とその葛藤>が出てきます。
医学の世界も例外ではありません。
(今回の大河ドラマでは、直接描かれないと思いますが、、、、)
明治時代になり、日本政府は「西洋医学教育のみ!」に舵を切りました。
漢方医達も黙っていたわけではありません。
「漢方医と西洋医を並列的に医師として認めて欲しい」という漢方医存続運動が起きました。
声は届かず、明治28年(1893年)、第八回帝国議会における「医師免許規則改正法案」によって漢方医学は撲滅されました。

しかし、その明治時代が終わる前に、舵をきったはずの西洋医学教育で育った医師の中から、漢方医学の大切さを叫ぶ者たちが出てきました。
その一人が和田啓十郎(1872-1916、45歳没)です。
著書に、『医界之鉄椎』(明治43年初版1910年)があります。
漢方医学は
古いからとか怪しいから廃れたのではありません!
西洋医学も東洋医学(漢方医学を含む)も日々進化していきます。
終わりのないマラソンに例えるならば、
日本伝統医学 漢方医学は、歴史の中で意図的な妨害を受けたことになります。
大河ドラマ『青天を衝け』、
同じ時代に『医界之鉄椎』のような、漢方医学界の歴史ドラマがあることも知っていただきたいなあ〜と思います🎵
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