知人のメルマガに、「先人とお肉」について寄稿しました。
先人が食事にお肉をどのように取り入れてきたかをお話ししいたいと思います。
東洋医学では、「医食同源」という言葉もあります。
季節や環境の変化に伴う体調を意識して旬の食材を取り入れたり、「お子様の成長に合わせて、、、」「ご主人の疲労対策には、、、、」と考えたりするのも「食養生」です。
一時、核家族化で廃れつつあった日本の食文化が再認識されています。
代々引き継がれてきた知恵の復活です。
さて、薬膳の世界における肉の効能をご紹介します。
牛肉:『益気補脾』『養血強壮』→エネルギーを補う、胃腸をサポートする、栄養補給
馬肉:『強壮筋骨』『除熱下気』→筋骨を強くする、熱を取り除く。
豚肉:『滋陰』『潤燥』→潤す
鶏肉:『補中益気』『補精益髄』『降気止逆』→胃腸を整えエネルギーを補うなど
羊肉:『益気補虚』『温中暖下』『通乳治帯』→エネルギーを補う、胃腸を温める、母乳分泌不足対策
歴史の中で、経験と観察から考えられたものですが、現代栄養学にも通じます。
お肉をいただく時に、先人達と同じように効能も意識して健康維持に活かしましょう!
もちろん栄養バランスも忘れずに!
※日本では、本格的にいろいろなお肉を食べるようになったのは明治以降と言われています。今回は「薬膳」、すなわち東洋医学全般、中国伝統医学の中医学の考え方もお借りました。
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